西国三十三所第四番札所、施福寺。
大阪府和泉市、槇尾山の中腹にある山寺で、「槇尾寺」とも呼ばれています。西国三十三所の中でも、参拝には山道を歩く必要がある札所として知られています。境内からは周囲の山々や大阪湾方面を望むことができ、春は桜、秋は紅葉も楽しめます。
施福寺の基本情報
所在地:大阪府和泉市槇尾山町136
札所番号:西国三十三所 第四番
山号:槇尾山
宗派:天台宗
御本尊:十一面千手千眼観世音菩薩
開基:行満上人
創建:欽明天皇時代(539~571年頃)
駐車場:あり(約100台)
電話番号:0725-92-2332
※拝観時間・料金・駐車場、公共交通機関などは変更される場合があります。参拝前に公式情報をご確認ください。
拝観時間・拝観料
西国三十三所札所会では、拝観時間・納経時間を次のように案内しています。
3月1日~10月31日:8:00~17:00
11月1日~2月末日:8:00~16:00
料金については、公式案内では「入山料500円」「拝観料500円」と記載されています。参拝方法や拝観範囲によって扱いが異なる可能性があるため、訪問前に最新情報を確認しておくと安心です。
西国三十三所での位置づけ
施福寺は、西国三十三所の第四番札所です。
第一番・青岸渡寺、第二番・紀三井寺、第三番・粉河寺と和歌山県内を巡ってきた後、ここから大阪府の札所へ入ります。
第三番・粉河寺から第四番・施福寺へ向かった花山法皇が山道に難儀したという伝承は、施福寺の御詠歌にもつながっています。
西国三十三所全体については、こちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
御本尊
施福寺の札所本尊は、十一面千手千眼観世音菩薩です。
西国三十三所札所会では、境内にはこのほか、花山法皇ゆかりの馬頭観音や方違大観音など、複数の仏像が祀られていると案内されています。
歴史・由緒
施福寺は、欽明天皇の時代に行満上人によって開かれたと伝えられる古刹です。
長い歴史の中でたびたび火災に見舞われ、慶長8年(1603年)には豊臣秀頼と淀殿によって山上堂が再建されました。
その後も弘化年間の山火事で堂塔を焼失し、現在の堂宇は安政年間に再建されたものとされています。
また、施福寺は弘法大師・空海ゆかりの地としても知られています。空海が若い頃、この地で修行したという伝承があります。
施福寺の見どころ
槇尾山の山道
施福寺の特徴のひとつが、本堂まで歩いて登る山道です。
駐車場付近から本堂までは徒歩約30分と案内されており、西国三十三所の中でも歩く距離のある札所です。
石段や坂道が続くので、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
本堂
山道を登り切った先に本堂があります。
長い参道を歩いたあとにたどり着く本堂は、山寺らしい雰囲気を感じられる場所です。
境内からは南に岩湧山、東に金剛山、北に大阪湾方面を望むことができるとされています。
馬頭観音
施福寺には、花山法皇ゆかりの馬頭観音が祀られています。
「足守」の観音として信仰され、巡礼や登山などで足腰を守る観音として知られています。
方違大観音
境内には方違大観音も祀られています。
旅行、転居、転職、結婚などの方除け・厄除けに関わる観音として信仰されています。
春の桜と秋の紅葉
槇尾山は自然豊かな場所で、春には桜、秋には紅葉を楽しむことができます。
山道を歩きながら季節の景色を楽しめるのも施福寺参拝の魅力です。
御朱印・納経
施福寺では、西国三十三所第四番札所の御朱印をいただくことができます。
納経時間は、拝観時間と同様に、
3月1日~10月31日:8:00~17:00
11月1日~2月末日:8:00~16:00
と案内されています。
実際にいただいた御朱印

西国三十三所を巡った際に、実際にいただいた御朱印です。
札所ごとに異なる墨書や朱印を見比べることも、西国三十三所巡礼の楽しみのひとつです。
アクセス
公共交通機関の場合は、和泉中央駅からバスなどを利用して槇尾山方面へ向かいます。
以前運行されていた「オレンジバス」は2024年1月31日で運行終了しており、現在は新たな移動手段として「チョイソコいずみ」が案内されています。公共交通機関で訪れる場合は、最新の運行情報を事前に確認するのがおすすめです。
最寄りの降車地点からも、本堂までは山道を徒歩で登る必要があります。
駐車場
駐車場:あり
西国三十三所札所会では、約100台分の駐車場があると案内されています。
ただし、駐車場から本堂まではそのまま車で行けるわけではなく、徒歩で山道を登ります。
車で訪れる場合でも、参拝には歩く時間を見込んでおく必要があります。
参拝時に知っておきたいこと
施福寺は、今回の33札所シリーズの中でも「歩く札所」として意識しておいた方がいい場所です。
駐車場から本堂まで徒歩約30分の山道になるため、
・歩きやすい靴
・飲み物
・季節によっては暑さ・寒さ対策
を準備しておくと安心です。
公共交通機関についても近年変更があるため、参拝前に最新情報を確認してから向かうのがおすすめです。
西国三十三所まとめはこちら
西国三十三所を巡り始めたきっかけや、全33札所、巡礼地図、納経帳などはこちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
実際に訪れた旅行記はこちら
実際に参拝したときのルートや周辺観光、食事などについては、「旅する」カテゴリーで順次紹介していきます。
