西国三十三所第三番札所、粉河寺。
和歌山県紀の川市にある古刹で、正式には「風猛山 粉河寺」。西国三十三所では、第二番・紀三井寺に続く和歌山県内の札所です。
国の名勝に指定されている粉河寺庭園や、国重要文化財の本堂・大門・中門・千手堂など、歴史を感じられる見どころが多い寺院です。
粉河寺の基本情報
所在地:和歌山県紀の川市粉河2787
札所番号:西国三十三所 第三番
山号:風猛山
宗派:粉河観音宗 総本山
御本尊:千手千眼観世音菩薩
開基:大伴孔子古
創建:宝亀元年(770年)
拝観時間:8:00~17:00
納経時間:8:00~17:00
境内拝観料:無料
駐車場:あり・有料(約100台)
電話番号:0736-73-4830
※拝観時間・料金・駐車場などは変更される場合があります。参拝前に公式情報をご確認ください。
拝観時間・拝観料
粉河寺の境内は無料で参拝できます。
拝観時間・納経時間はいずれも8:00~17:00です。
国の重要文化財に指定されている本堂の内陣を特別拝観する場合は、別途400円が必要です。
西国三十三所での位置づけ
粉河寺は、西国三十三所の第三番札所です。
第一番・青岸渡寺、第二番・紀三井寺と続いてきた和歌山県内の巡礼は、この粉河寺を経て、次の第四番・施福寺から大阪府へと続いていきます。
西国三十三所全体については、こちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
御本尊
粉河寺の御本尊は、千手千眼観世音菩薩です。
寺伝では、宝亀元年(770年)、大伴孔子古がこの地に草庵を結び、千手観世音菩薩を本尊として祀ったことが粉河寺の始まりとされています。
歴史・由緒
粉河寺は、奈良時代末の宝亀元年(770年)に創建されたと伝えられています。
鎌倉時代には七堂伽藍を備える大寺院として栄えましたが、天正13年(1585年)の豊臣秀吉による紀州征伐で伽藍の多くを焼失しました。
現在見られる諸堂の多くは、その後、江戸時代に再建されたものです。
粉河寺の草創と観音の霊験を描いた「粉河寺縁起絵巻」は国宝に指定されており、寺の歴史を伝える重要な文化財として知られています。
粉河寺の見どころ
本堂
粉河寺の中心となる本堂は、国の重要文化財に指定されています。
堂々とした規模を持つ建物で、長い歴史を重ねてきた札所らしい風格を感じられる場所です。
内陣は有料で拝観することができます。
粉河寺庭園
本堂前に広がる粉河寺庭園は、国指定の名勝です。
紀州特産の青石を用いた石組みに、蘇鉄やサツキなどを配した庭園で、桃山時代の作庭とされています。
粉河寺を訪れた際には、本堂だけでなく庭園もゆっくり見ておきたいポイントです。
大門・中門・千手堂
本堂のほか、大門・中門・千手堂も国の重要文化財に指定されています。
門前町から大門をくぐり、境内を進んでいくにつれて、歴史ある伽藍が次々と現れます。
桜
境内にはソメイヨシノを中心に150本余りの桜があり、春には境内全体が桜に包まれます。
歴史ある建物と桜を一緒に楽しめるのも、粉河寺の魅力のひとつです。
御朱印・納経
粉河寺では、西国三十三所第三番札所の御朱印をいただくことができます。
納経時間は8:00~17:00です。
実際にいただいた御朱印

西国三十三所を巡った際に、実際にいただいた御朱印です。
札所を巡りながら、それぞれ異なる墨書や朱印を見比べることも、西国三十三所巡礼の楽しみのひとつです。
アクセス
公共交通機関の場合は、JR和歌山線「粉河駅」から徒歩約15分です。
粉河駅から大門までは門前町が続いており、およそ800mの道のりです。
車の場合は、京奈和自動車道「紀の川東IC」から約3km、所要時間は約5分です。
駐車場
駐車場:あり・有料
西国三十三所札所会では、約100台分の駐車場があると案内されています。
参拝時期や行事によって混雑することも考えられるため、時間に余裕を持って訪れると安心です。
参拝時に知っておきたいこと
粉河寺は、境内そのものは無料で参拝できますが、本堂内陣を拝観する場合は別途拝観料が必要です。
また、境内は比較的広く、大門から本堂まで歩きながら複数の文化財や庭園を見ることになります。
急いで本堂だけを見るよりも、少し時間を取って境内全体を歩く方が、粉河寺らしさを感じやすい札所です。
西国三十三所まとめはこちら
西国三十三所を巡り始めたきっかけや、全33札所、巡礼地図、納経帳などはこちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
実際に訪れた旅行記はこちら
実際に参拝したときのルートや周辺観光、食事などについては、「旅する」カテゴリーで順次紹介していきます。
