西国三十三所第九番札所、興福寺 南円堂。
奈良市の中心部、奈良公園に隣接する興福寺境内にある八角円堂です。近鉄奈良駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、西国三十三所の中でも多くの参拝者が訪れる札所です。南円堂は弘仁4年(813年)、藤原冬嗣が父・内麻呂の追善のために建立したと伝えられています。
興福寺 南円堂の基本情報
所在地:奈良県奈良市登大路町48
札所番号:西国三十三所 第九番
宗派:法相宗 大本山
御本尊:不空羂索観世音菩薩
開基:藤原冬嗣
創建:弘仁4年(813年)
南円堂の外からの参拝:24時間可能
南円堂内陣の公開:毎年10月17日のみ
納経時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
駐車場:あり・有料
電話番号:0742-22-7755(寺務所)/0742-24-4920(南円堂納経所)
※拝観時間・料金・駐車場などは変更される場合があります。参拝前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
拝観時間・拝観料
南円堂は、外からの参拝であれば24時間可能です。
ただし、南円堂の堂内が公開されるのは原則として毎年10月17日の大般若経転読会のときだけです。通常時は堂内に入ることはできません。
御朱印の受付は南円堂納経所で、
9:00~17:00
最終受付16:30
です。
興福寺の国宝館・中金堂・東金堂などは別途拝観料が必要です。現在の公式案内では、国宝館が大人900円、中金堂・東金堂が各500円、3か所共通券は大人1,600円です。
西国三十三所での位置づけ
興福寺 南円堂は、西国三十三所の第九番札所です。
第八番・長谷寺に続く奈良県内の札所で、次の第十番・三室戸寺から京都府へと巡礼が続いていきます。
奈良公園や東大寺、春日大社などの主要観光地とあわせて訪れやすい場所にあるため、西国巡礼だけでなく奈良観光の一部として立ち寄りやすい札所です。
西国三十三所全体については、こちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
御本尊
南円堂の御本尊は、不空羂索観世音菩薩です。
内陣には本尊の不空羂索観音菩薩坐像を中心に、四天王立像、法相六祖坐像が安置されています。これらは慶派仏師・康慶一門による制作とされています。
御本尊を直接拝観できるのは、原則として毎年10月17日の特別開扉時のみです。
歴史・由緒
南円堂は弘仁4年(813年)、藤原冬嗣が父・内麻呂の冥福を祈るために建立しました。
興福寺は藤原氏の氏寺として栄えましたが、その中でも南円堂は藤原北家との関係が深い堂として重要な位置を占めています。
現在の建物は創建以来4代目で、寛政元年(1789年)に再建されたものです。八角円堂という特徴的な建築で、国の重要文化財に指定されています。
興福寺 南円堂の見どころ
八角形の南円堂
南円堂最大の特徴は、その八角形の姿です。
現在の建物は江戸時代の再建ですが、古代・中世の円堂建築を意識した造りになっており、正面には唐破風を備えた拝所が設けられています。
不空羂索観世音菩薩
御本尊の不空羂索観音は、南円堂を代表する仏像です。
通常は秘仏ですが、毎年10月17日のみ堂内が開扉されます。タイミングが合えば、特別な参拝機会になります。
興福寺の伽藍
南円堂だけでなく、興福寺境内には中金堂、東金堂、国宝館、北円堂など多くの見どころがあります。
西国三十三所巡礼として南円堂を参拝したあと、時間に余裕があれば興福寺全体を見て回るのがおすすめです。現在、国宝館・中金堂・東金堂は9:00~17:00で拝観できます。
奈良公園との組み合わせ
興福寺は奈良公園のすぐ近くにあります。
春日大社や東大寺などにも足を延ばしやすく、周辺観光と組み合わせやすい札所です。
御朱印・納経
興福寺では、西国三十三所第九番札所・南円堂の御朱印をいただくことができます。
御朱印の受付は南円堂納経所で、
9:00~17:00
最終受付16:30
です。
実際にいただいた御朱印

西国三十三所を巡った際に、実際にいただいた御朱印です。
札所ごとに異なる墨書や朱印を見比べることも、西国三十三所巡礼の楽しみのひとつです。
アクセス
公共交通機関では、近鉄奈良駅から徒歩約5分です。
奈良市中心部にあるため、西国三十三所の中でもアクセスしやすい札所のひとつです。
JR奈良駅からも奈良公園方面へのバスを利用してアクセスできます。
駐車場
駐車場:あり・有料
興福寺公式サイトでは、
普通車:最大46台
バス:最大16台
利用時間:9:00~17:00
普通車:1回2,000円
と案内されています。
奈良公園周辺は観光シーズンに混雑しやすいため、公共交通機関を利用するのもおすすめです。
参拝時に知っておきたいこと
南円堂は、通常時は外からの参拝になります。
御本尊や堂内を拝観したい場合は、毎年10月17日の特別開扉日に合わせる必要があります。
また、興福寺は奈良公園周辺の主要観光地と近いため、春日大社、東大寺、ならまちなどと組み合わせると、一日かけて奈良観光を楽しめます。
西国三十三所まとめはこちら
西国三十三所を巡り始めたきっかけや、全33札所、巡礼地図、納経帳などはこちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
実際に訪れた旅行記はこちら
実際に参拝したときのルートや周辺観光、食事などについては、「旅する」カテゴリーで順次紹介していきます。
