西国三十三所第七番札所、岡寺。
奈良県明日香村の東、岡山の中腹にある寺院で、正式には「東光山 龍蓋寺」といいます。古くから「岡にある寺」ということで「岡寺」の名で親しまれ、現在では宗教法人名も岡寺となっています。日本最初の厄除け霊場として知られ、西国三十三所の第七番札所として信仰を集めています。
岡寺の基本情報
所在地:奈良県高市郡明日香村岡806
札所番号:西国三十三所 第七番
正式名称:東光山 龍蓋寺
宗派:真言宗豊山派
御本尊:如意輪観世音菩薩
開基:義淵僧正
創建:天智天皇2年(663年)
拝観時間:8:30~17:00
※12月1日~2月末日は8:30~16:30
納経時間:拝観時間と同じ
拝観料:一般500円、中高生400円、小学生以下無料
駐車場:あり
電話番号:0744-54-2007
※拝観時間・料金・駐車場などは変更される場合があります。参拝前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
拝観時間・拝観料
岡寺の拝観時間は、
3月1日~11月30日:8:30~17:00
12月1日~2月末日:8:30~16:30
です。
拝観料は、一般500円、中高生400円、小学生以下無料となっています。
積雪や天候などによって閉門時間が変更される場合もあるため、冬季や悪天候時は事前に最新情報を確認しておくと安心です。
西国三十三所での位置づけ
岡寺は、西国三十三所の第七番札所です。
第六番・壷阪寺に続く奈良県内の札所で、次の第八番・長谷寺、第九番・興福寺南円堂へと巡礼が続きます。
西国三十三所全体については、こちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
御本尊
岡寺の御本尊は、如意輪観世音菩薩です。
高さは約4.85メートルあり、塑像としては日本最大級の仏像として知られています。一般的な如意輪観音像では六本の手を持つ姿が多いのに対し、岡寺の御本尊は二本の手を持つ非常に珍しい姿です。
古くから「西国第七番の観音さま」「やくよけの観音さま」として信仰されてきました。
歴史・由緒
岡寺は、寺伝では約1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立したとされています。
創建当初から江戸時代までは、義淵僧正が法相宗の祖であったことから興福寺の末寺でした。その後、江戸時代に長谷寺との関係が深まり、現在は真言宗豊山派に属しています。
正式名称は龍蓋寺ですが、古くから「飛鳥の岡にある寺」という意味で岡寺と呼ばれてきました。
岡寺の見どころ
日本最大級の塑造・如意輪観音
岡寺最大の見どころは、本堂に安置されている御本尊・如意輪観世音菩薩です。
高さ約4.85メートルの大きな塑像で、岡寺を象徴する存在です。西国三十三所の中でも特徴的な御本尊のひとつといえます。
本堂
現在の本堂は文化2年(1805年)に上棟され、完成まで30年以上を要したとされています。
4メートルを超える御本尊を安置するため、境内でもひときわ存在感のある建物です。
仁王門
仁王門は慶長17年(1612年)に建立された国指定重要文化財です。
四隅には獅子・龍・虎などの彫刻が施されており、特徴のある門として知られています。
三重宝塔
現在の三重宝塔は昭和61年に再建されたものです。
文明4年(1472年)の大風で旧塔が倒壊して以来、500年以上を経て復興されました。毎年10月第3日曜日の開山忌には、内部の扉絵や壁画が特別公開されます。
シャクナゲ
岡寺の境内には約3,000株のシャクナゲが植えられています。
毎年4月中旬から5月頃に見頃を迎え、本堂へ続く階段や奥之院参道などが鮮やかな花に包まれます。
紅葉
秋には三重宝塔周辺や奥之院参道のモミジが色づき、「もみじのトンネル」のような景色を楽しめます。
明日香村の紅葉スポットとしても知られています。
御朱印・納経
岡寺では、西国三十三所第七番札所の御朱印をいただくことができます。
納経時間は、通常8:30~17:00、12月1日~2月末日は8:30~16:30です。
実際にいただいた御朱印

西国三十三所を巡った際に、実際にいただいた御朱印です。
札所ごとに異なる墨書や朱印を見比べることも、西国三十三所巡礼の楽しみのひとつです。
アクセス
公共交通機関の場合は、近鉄「橿原神宮前駅」東口から奈良交通バスの明日香周遊バスを利用し、「岡寺前」で下車します。
バス停から岡寺までは徒歩約10分です。
明日香村には石舞台古墳や飛鳥寺など多くの観光スポットがあるため、周辺観光と組み合わせて訪れるのにも向いています。
駐車場
駐車場:あり
ただし、岡寺公式サイトでは、岡寺の臨時駐車場へ向かう参道は非常に狭く、対向車とのすれ違いが難しい場所があるため、特に初めて訪れる場合は近隣の民営駐車場を利用することをすすめています。
西国三十三所札所会では、近隣の民営駐車場について約70台と案内しています。
車で訪れる場合は、事前に駐車場所を確認しておくと安心です。
参拝時に知っておきたいこと
岡寺は山の中腹にあり、バス停や駐車場から坂道を歩きます。
境内にも階段や坂道があるため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
また、シャクナゲの季節や紅葉シーズンは特に人気があるため、時間に余裕を持って参拝すると安心です。
西国三十三所まとめはこちら
西国三十三所を巡り始めたきっかけや、全33札所、巡礼地図、納経帳などはこちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
実際に訪れた旅行記はこちら
実際に参拝したときのルートや周辺観光、食事などについては、「旅する」カテゴリーで順次紹介していきます。
