西国三十三所巡礼の第一番札所、那智山青岸渡寺。
和歌山県那智勝浦町の那智山にあり、那智の滝や熊野那智大社とあわせて訪れることができる札所です。
西国三十三所を巡るなら、ここがそのスタート地点になります。青岸渡寺は天台宗の寺院で、本尊は如意輪観世音菩薩です。現在は「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として世界文化遺産にも登録されています。
青岸渡寺の基本情報
所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8
札所番号:西国三十三所 第一番
宗派:天台宗
御本尊:如意輪観世音菩薩
拝観料:境内無料
駐車場:あり
電話番号:0735-55-0001
青岸渡寺の境内拝観は無料です。境内近くの駐車場を利用する場合は、防災道路の通行料800円に駐車料金が含まれています。
※拝観時間・料金・駐車場などは変更される場合があります。参拝前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
拝観時間・拝観料
青岸渡寺の境内は無料で参拝できます。
和歌山県公式観光サイトでは営業時間を7:00~16:30と案内しています。御朱印については、本堂内で拝観時間内に受け付けています。
なお、境内にある三重塔は有料で、
大人:500円
小・中学生:300円
開館時間:8:30~16:00
となっています。天候などにより開館時間が変更される場合があります。
西国三十三所での位置づけ
青岸渡寺は、西国三十三所の第一番札所です。
西国三十三所は、観音菩薩を本尊とする33の札所を巡る巡礼で、青岸渡寺から第三十三番・華厳寺まで続いていきます。
青岸渡寺の伝承では、花山法皇が那智山を第一番として近畿各地の三十三観音を巡拝したことから、西国第一番札所となったとされています。
西国三十三所全体については、こちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
御本尊
青岸渡寺の御本尊は、如意輪観世音菩薩です。
御本尊は秘仏で、公式サイトでは2月3日の節分会、4月第2日曜日の開山祭、8月17日の西国三十三所御詠歌法要などに御開帳されると案内されています。
寺の縁起では、インドから渡来した裸形上人が那智大滝で修行し、観音菩薩を感得したことが青岸渡寺の始まりと伝えられています。
歴史・由緒
青岸渡寺の起源は非常に古く、寺伝では仁徳天皇の時代、インドの僧・裸形上人が那智大滝で修行を行い、観音菩薩を感得して草庵を建てたことに始まるとされています。
その後、推古天皇の時代に生佛上人が如意輪観世音菩薩を造り、本堂が建立されたと伝えられています。
現在の本堂は天正18年(1590年)、豊臣秀吉の命によって再建されたものです。
本堂は国の重要文化財に指定されており、堂内には豊臣秀吉が寄進した大きな鰐口も残されています。
青岸渡寺の見どころ
本堂(如意輪堂)
現在の本堂は1590年に再建された建物で、青岸渡寺を代表する建造物です。
素木造りの本堂は、長い歴史を感じさせる落ち着いた佇まいになっています。
堂内には、豊臣秀吉が寄進したとされる大鰐口があります。
三重塔と那智の滝
青岸渡寺を代表する景観のひとつが、朱色の三重塔と那智の滝です。
三重塔は昭和47年(1972年)に再建されたもので、塔と那智の滝を一緒に眺められる景色は、この場所ならではです。
三重塔内部に入ることもでき、上層階から那智の滝や周囲の景色を眺めることができます。
熊野那智大社
青岸渡寺は熊野那智大社に隣接しています。
現在は寺院と神社に分かれていますが、もともとは熊野信仰の中で神仏習合の霊場として発展してきました。
西国巡礼だけでなく、熊野那智大社や那智の滝も含めて参拝できるのが青岸渡寺の大きな魅力です。
御朱印・納経
青岸渡寺では、本堂内で西国三十三所第一番札所の御朱印をいただくことができます。
公式サイトでは、御本尊、御詠歌、大黒天堂、三重塔の4種類の御朱印が案内されており、各御朱印料は500円です。
実際にいただいた御朱印

西国三十三所を巡った際に、実際にいただいた御朱印です。
巡礼を続けていくと、札所ごとに異なる墨書や朱印を見比べるのも楽しみのひとつになります。
アクセス
公共交通機関の場合は、JR紀伊勝浦駅から那智山方面のバスを利用できます。
和歌山県公式観光サイトでは、紀伊勝浦駅からバスで約30分、「那智山」バス停から徒歩約13分と案内されています。
車の場合は、那智勝浦ICから県道46号を経由して那智山方面へ向かいます。
青岸渡寺境内に近い駐車場を利用する場合は、防災道路通行料800円で、駐車料金も含まれています。
駐車場
駐車場:あり
青岸渡寺には境内に近い駐車場があり、防災道路を利用してアクセスできます。
道路通行料は800円で、駐車場代を含みます。
那智山周辺にはほかにも駐車場がありますので、熊野那智大社や那智の滝とあわせて参拝する場合は、当日の行程に合わせて選ぶとよいでしょう。
参拝時に知っておきたいこと
青岸渡寺だけでなく、熊野那智大社や那智の滝まであわせて訪れる場合は、それなりに歩くことになります。
また、那智山は階段や坂道も多い場所です。
歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
三重塔への入館時間や御朱印受付時間などは変更されることがありますので、参拝前に公式サイトで最新情報を確認してください。
西国三十三所まとめはこちら
西国三十三所を巡り始めたきっかけや、全33札所、巡礼地図、納経帳などはこちらの記事でまとめています。
→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」
実際に訪れた旅行記はこちら
実際に参拝したときのルートや周辺観光、食事などについては、『旅する』カテゴリーで順次紹介していきます。
