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西国三十三所 第29番 松尾寺|御朱印・見どころ・アクセス

西国三十三所巡礼 第29番 松尾寺 西国唯一の「馬頭観音」を祀る、青葉山の古刹 御朱印|見どころ|アクセス|基本情報

西国三十三所第二十九番札所、松尾寺。

京都府舞鶴市と福井県高浜町の境にそびえる青葉山の中腹にある古刹で、正式には「青葉山 松尾寺」といいます。

創建は和銅元年(708年)と伝えられ、御本尊は馬頭観世音菩薩。

西国三十三所の中で、馬頭観音を御本尊とする唯一の札所です。

農耕や畜産、交通安全などの守り仏として古くから信仰を集め、現在も競馬関係者や動物に関わる人々から篤い信仰を受けています。


目次

松尾寺の基本情報

所在地:京都府舞鶴市松尾532

札所番号:西国三十三所 第二十九番

山号:青葉山

宗派:真言宗醍醐派

御本尊:馬頭観世音菩薩

開基:威光上人

創建:和銅元年(708年)

駐車場:あり・有料

電話番号:0773-62-2900

※拝観時間・交通情報などは変更される場合があります。参拝前に公式サイトで最新情報をご確認ください。


拝観時間・拝観料

松尾寺の拝観時間は、

8:00~17:00

です。

納経時間も、

8:00~17:00

です。

拝観料は無料です。

宝物殿は春と秋を中心に期間限定で公開され、公開時期や内容はその都度変更されます。

宝物殿の拝観料は800円で、見学を希望する場合は事前に問い合わせておくと安心です。


西国三十三所での位置づけ

松尾寺は、西国三十三所の第二十九番札所です。

第二十八番・成相寺から続き、次の第三十番は滋賀県長浜市・竹生島にある宝厳寺です。

日本海側の札所を巡る区間に位置し、青葉山の中腹に建つ山寺らしい雰囲気が魅力です。

西国三十三所の三十三札所の中で、馬頭観世音菩薩を御本尊とするのは松尾寺だけです。

西国三十三所全体については、こちらの記事でまとめています。

→ 「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」


御本尊

松尾寺の御本尊は、馬頭観世音菩薩です。

三面三目八臂の忿怒の姿をした観音さまで、西国三十三所の御本尊の中でも非常に珍しい存在です。

寺伝では、唐から渡来した威光上人が青葉山に登り、松の大樹の下で馬頭観音を感得したことが松尾寺の始まりとされています。

現在の秘仏御本尊と御前立像は、江戸時代の火災後に再興されたものと考えられています。

令和2年(2020年)から進められてきた仁王門・本堂の大改修が令和8年(2026年)末に完了予定で、その慶祝として令和9年(2027年)春以降に秘仏御本尊の開帳が予定されています。


歴史・由緒

松尾寺は、和銅元年(708年)、威光上人によって開かれたと伝えられています。

威光上人は唐から渡来した僧で、故郷の馬耳山に山容が似ていた青葉山に登り、松の大樹の下で馬頭観世音菩薩を感得。

その場所に草庵を結んだことが松尾寺の始まりとされています。

平安時代には観音霊場として栄え、元永2年(1119年)には鳥羽天皇の行幸があったと伝えられています。

その後、たび重なる火災に見舞われましたが、細川幽斎や京極家などの援助を受けて復興。

現在に至るまで、西国三十三所の札所として多くの巡礼者を迎えています。


松尾寺の見どころ

本堂

松尾寺の中心となるのが本堂です。

秘仏の馬頭観世音菩薩を祀り、西国三十三所第二十九番札所として多くの巡礼者が参拝します。

現在の本堂は江戸時代に整備されたもので、京都府指定文化財となっています。

令和2年から仁王門とともに大規模な保存修理が進められ、令和8年末の完了が予定されています。

馬頭観世音菩薩

松尾寺最大の特徴が、西国三十三所で唯一の馬頭観世音菩薩です。

頭上に馬頭をいただき、怒りを表した忿怒の表情をしています。

古くから牛馬の守護、農耕、畜産、交通安全などの信仰を集め、現在では競馬関係者やペットの健康を願う参拝者も訪れます。

仏舞

松尾寺を代表する伝統行事が「仏舞」です。

毎年5月8日、仏面を着けた6人の舞人が、雅楽の演奏に合わせてゆったりと舞います。

大日如来・釈迦如来・阿弥陀如来の仏面を着けて舞う非常に珍しい行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

西国三十三所巡礼と日本の伝統芸能の両方に触れられる、松尾寺ならではの行事です。

宝物殿

松尾寺には、多くの貴重な文化財が伝えられています。

中でも「普賢延命菩薩像」は国宝に指定されており、丹後地方を代表する仏教絵画です。

また、鎌倉時代を代表する仏師・快慶作の阿弥陀如来坐像なども所蔵されています。

宝物殿は春と秋を中心に期間限定で公開されるため、文化財を見学したい場合は事前に公開情報を確認しておきましょう。

大イチョウ

境内には、鳥羽天皇のお手植えと伝えられる大イチョウがあります。

舞鶴市の天然記念物に指定されており、長い歴史をもつ松尾寺を象徴する存在のひとつです。

秋には鮮やかな黄色に色づき、山寺の境内を彩ります。

青葉山

松尾寺が建つ青葉山は、「若狭富士」とも呼ばれています。

標高約693mの美しい山容をもち、古くから修験道の山として信仰されてきました。

松尾寺はその西峰の中腹にあり、境内周辺には豊かな自然が広がっています。


御朱印・納経

松尾寺では、西国三十三所第二十九番札所の御朱印をいただくことができます。

納経時間は、

8:00~17:00

です。

実際にいただいた御朱印

西国三十三所を巡った際に、実際にいただいた御朱印です。

札所ごとに異なる墨書や朱印を見比べることも、西国三十三所巡礼の楽しみのひとつです。


アクセス

公共交通機関の場合は、JR舞鶴線・小浜線「東舞鶴駅」からタクシーを利用し、約20分です。

公共交通機関だけではややアクセスしにくい山寺のため、車やタクシーを利用すると参拝しやすくなります。

車の場合は、舞鶴若狭自動車道「舞鶴東IC」から約15分が目安です。


駐車場

駐車場:あり・有料

乗用車は数十台駐車可能です。

駐車料金は、

乗用車:500円

バス:1,500円

となっています。

なお、国道27号線から松尾寺へ向かう京都府道564号線は大型車両通行止めとなっているため、中型・大型バスは福井県側から迂回する必要があります。

冬季は積雪の影響で一部ルートが利用できない場合もあるため注意が必要です。


参拝時に知っておきたいこと

松尾寺は青葉山の中腹にある山寺です。

市街地の札所に比べるとアクセスに時間がかかるため、次の第三十番・宝厳寺への移動も考えながら余裕を持った予定を組むのがおすすめです。

また、2026年9月現在、本堂・仁王門の大規模な保存修理事業が最終段階に入っています。

令和8年(2026年)末の完成が予定され、その後、令和9年(2027年)春以降には秘仏御本尊・馬頭観世音菩薩の開帳が予定されています。

2027年以降に参拝する場合は、御開帳の日程を確認しておくとよいでしょう。


西国三十三所まとめはこちら

西国三十三所を巡り始めたきっかけや、全33札所、巡礼地図、納経帳などはこちらの記事でまとめています。

← 前の札所:第28番 成相寺

「西国三十三所とは? 全33札所一覧と実際に巡ったきっかけ」

次の札所:第30番 宝厳寺 →


実際に訪れた旅行記はこちら

実際に参拝したときのルートや周辺観光、食事などについては、「旅する」カテゴリーで順次紹介していきます。

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この記事を書いた人

はじめまして。
「人生を豊かに」を運営する「旅好き」です。

旅する、遊ぶ、楽しむ、学ぶ、得する。
実際に体験してよかったこと、暮らしを少し豊かにしてくれたことを、自分自身の経験をもとに発信しています。

読んでくださった方の「次はこれをやってみよう」のきっかけになるブログを目指しています。

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