楽天市場とau PAYマーケット。どちらもポイントやクーポンが充実していますが、実際に買い物をすると「表示価格だけでは、どちらがお得か分からない」と感じます。
そこで今回は、2026年10月時点の制度を整理しながら、実際に購入・比較したGoPro本体、ミニ三脚、クリップ、microSDカードを例に、楽天市場とau PAYマーケットを比べます。
結論から言えば、どちらか一方が常に安いわけではありません。商品価格、クーポン、ポイント倍率、会員ランク、買う日まで含めた「実質負担額」で見るのが一番分かりやすいです。
※本記事の制度・キャンペーン情報は2026年10月19日時点で確認しています。キャンペーン内容やポイント条件は変更される場合があります。
まず結論|楽天市場とau PAYマーケットは「得意な買い方」が違う
| 比較ポイント | 楽天市場 | au PAYマーケット |
|---|---|---|
| 基本の考え方 | SPU+キャンペーン+ショップポイント | 会員ランク+決済+クーポン+キャンペーン |
| ポイント制度 | SPU最大18.5倍 | 会員ランクで最大5%還元 |
| 狙いやすい日 | 5と0のつく日など | 日曜サンキューDAYなど |
| ポイントの使い道 | 楽天市場・楽天ペイ・楽天ポイント加盟店など | Ponta提携店・au PAY・au PAYマーケットなど |
| 特徴 | 楽天経済圏を使うほど倍率を上げやすい | 会員ランクやPontaパス、クーポンとの組み合わせが重要 |
楽天市場|SPUと「5と0のつく日」が基本
楽天市場には、楽天グループの対象サービスを利用するほどポイント倍率が上がるSPU(スーパーポイントアッププログラム)があります。
楽天公式では、2026年7月1日時点で対象17サービス、最大18.5倍と案内されています。実際にはすべての条件を達成する必要はありませんが、楽天カード、楽天銀行、楽天モバイルなど、普段利用しているサービスが多いほど有利になりやすい仕組みです。
さらに、毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日は「5と0のつく日」。エントリーして楽天カードで購入すると、通常ポイントや楽天カード分を含めて合計4倍となります。キャンペーン分は+1倍で、月間上限は1,000ポイントです。
au PAYマーケット|2026年10月から「会員ランク」に変更
au PAYマーケットでは、2026年10月1日から従来の「買い得メンバーズ」に代わり、会員ランクがスタートしました。
ランクは「レギュラー」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「ダイヤモンド」の5段階。購入回数や購入金額に応じてランクが上がり、ランクに応じたポイント還元、クーポン、キャンペーンなどの特典が用意されています。
通常のポイント還元は、ダイヤモンドランクで最大5%、ゴールドで最大4%、シルバーで最大3%、ブロンズ・レギュラーで最大2%。au PAYカードやau PAY残高など、支払い方法によっても還元率が変わります。
また、毎週日曜日の「日曜サンキューDAY」では、対象となるサンキュー配送商品を1店舗3,980円以上購入するなどの条件で、Pontaパス会員は最大6%還元となるキャンペーンも実施されています。
公式:au PAYマーケット 会員ランク/会員ランクのポイント還元
Pontaポイントは「ポイント交換所」も特徴
au PAYマーケットで面白いのが「お得なポイント交換所」です。
手持ちのPontaポイントを「Pontaポイント(au PAYマーケット限定)」へ交換すると、条件に応じて最大1.5倍に増量して使えます。ただし、1.5倍交換には月間上限があります。au・UQ mobile利用者、またはPontaパス会員の場合、au PAYカード(ゴールド除く)保有者は月1,000Pまで、au PAY ゴールドカード保有者は月2,000Pまでが1.5倍交換の対象です。カード未保有では月500Pまでです。なお、au・UQ mobile未利用かつPontaパス未加入の場合は上限が異なり、通常カードは月500P、ゴールドカードは月1,500Pまでとなります。
1.5倍というと大きく見えますが、たとえば1,000Pを交換して1,500Pになった場合、実際に増えるのは500Pです。また、増量後のポイントは利用先がau PAYマーケットなどに限定されます。倍率だけで「得」と判断せず、交換上限・増える実額・有効期限まで含めて考える必要があります。
実購入で比較|GoPro関連4点を楽天・au PAYマーケットで確認
今回、実際の買い物で比較したのが次の4点です。
- GoPro HERO13 Black
- ミニ三脚
- クリップ
- microSDカード
同じ商品でも、楽天市場とau PAYマーケットでは、表示価格だけでなくショップクーポン、モール側のクーポン、ポイント倍率、買い回り・会員ランクが違います。そのため、最終判断では「いくら支払い、あとで何ポイント戻るのか」を確認しました。
GoPro HERO13 Black|今回は楽天市場で購入
GoPro HERO13 Blackは楽天のGoPro公式ストアで購入しました。今回選んだのは、本体だけではなく、本体+Enduroバッテリー3個+デュアルバッテリーチャージャー+充電口付サイドドア+日本語説明書のセットです。セット本体は78,800円。4年延長保証3,400円を付けると82,200円ですが、購入画面で26,000円引きクーポンを利用でき、最終的な支払額は56,200円でした。獲得予定ポイントは1,682Pで、さらに「5と0のつく日」特典分が加算される条件でした。
GoPro本体については、最初から「最安値だけ」で決めたわけではありません。高額商品なので信用を最優先し、楽天のGoPro公式ストアで買うと決めた時点では、他店より価格は高めでした。ところが実際の購入画面で26,000円引きクーポンが使えたため、結果的には価格面でも非常に有利になりました。
一方、au PAYマーケットで確認した最安値は52,600円でした。ただし、これはHERO13 Black本体のみの価格です。商品説明には「新品未使用」、在庫は1点と表示されていました。楽天公式セットと近い構成で比べるため、純正デュアルバッテリーチャージャー+Enduroバッテリー2個(12,925円)を加えると65,525円になります。高額なカメラ本体では、価格差だけでなく、セット内容、販売店、保証、在庫状況まで含めて判断したいところです。
ここで重要なのは、「本体価格」だけを見るのではなく、クーポン適用後の支払額と獲得ポイントを合わせて考えたことです。
ミニ三脚・クリップ・microSDカードも同じ方法で比較
ミニ三脚、クリップ、microSDカードについても、楽天市場とau PAYマーケットの両方で価格を確認しました。楽天で購入したGoPro純正のミニ三脚2,480円とスイベルクリップ3,570円は、合計6,050円です。ミニ三脚は「新品未開封・パッケージにやや痛みあり」という商品でしたが、本体のような高額精密機器ではなくアクセサリーなので、今回は問題ないと判断して購入しました。
特にau PAYマーケットでは、新規購入時のクーポンや買い回り系キャンペーン、会員ランクを絡めることで実質価格が変わります。楽天側もSPUや5と0のつく日、ショップ独自のポイントアップがあるため、少額商品ほど「どちらで買い回り回数を稼ぐか」という考え方も出てきます。
microSDカードはSanDisk Extreme 256GB(UHS-I U3・V30・A2、最大読込190MB/s・最大書込130MB/s)を2枚購入しました。1枚はau PAYマーケット「GET SHOP」、もう1枚は楽天市場「風見鶏」です。
同じショップでも、出店モールによって価格が違う
比較中に気づいたのが、同じショップ・同じ商品でも、出店しているモールによって価格が違うことです。たとえばGET SHOPでは、au PAYマーケット9,020円に対してYahoo!ショッピングでは8,460円。嘉年華ではau PAYマーケット8,850円に対してYahoo!ショッピング8,299円、spd SHOPでは楽天市場8,308円に対してYahoo!ショッピング8,220円という表示でした。
つまり「このショップが安い」と決めつけるのではなく、同じショップでもモールごとに価格・クーポン・ポイント条件を確認する必要があります。今回は楽天市場とau PAYマーケットの比較が中心ですが、Yahoo!ショッピングも含めて横断確認すると、表示価格の違いがより分かりやすくなりました。
au PAYマーケットのGET SHOPでは表示価格9,020円に対して、Pontaポイント(au PAYマーケット限定)1,500Pを利用し、さらに200円OFFクーポンを適用したため、現金の支払額は7,320円でした。ただし、1,500Pのうち元々持っていた1,000Pは自分の資産です。1.5倍交換で新たに増えたのは500P分なので、「得した金額」として見るなら、500P分+200円OFFクーポン=700円相当です。元の1,000Pを価値として残して考えると、実質負担は9,020円-500円-200円=8,320円相当。さらに加算予定88Pもあります。今回はこの1回の購入実績により、翌月はシルバーへランクアップする表示も確認できました。
楽天市場の風見鶏では8,308円で購入し、獲得予定は405P(5.3倍表示)。単純な支払額だけならau PAYマーケット側が安く、楽天側は今後も使いやすい楽天ポイントを獲得できるという違いが出ました。
| 商品 | 楽天市場 | au PAYマーケット | 今回の購入先 | 判断ポイント |
|---|---|---|---|---|
| GoPro HERO13 Black | GoPro公式セット78,800円。4年保証込み82,200円→26,000円OFFで56,200円 | 本体のみ最安候補52,600円。本体+純正チャージャー+Enduro2個で65,525円 | 楽天市場 | 高額商品なので公式の安心感を優先。結果的にクーポンで価格面も有利 |
| ミニ三脚 | 2,480円(新品未開封・パッケージにやや痛みあり) | 2,616円+送料550円の候補あり | 楽天市場 | アクセサリーなので外装状態は許容して購入 |
| クリップ | 3,570円 | 4,440円の候補あり | 楽天市場 | ミニ三脚と合わせて6,050円 |
| microSDカード 1枚目 | ― | GET SHOP 9,020円→1,500P利用+200円OFF→支払7,320円/88P予定 | au PAYマーケット | 1.5倍交換活用+購入実績づくり+翌月シルバー |
| microSDカード 2枚目 | 風見鶏 8,308円/405P予定 | ― | 楽天市場 | 価格と保証条件、楽天ポイントの使いやすさ |
比較するときは「実質価格」で見る
私が今回比較するときに見たのは、次の考え方です。
実質負担額 = 商品価格 - クーポン - 獲得ポイント相当
例えば、表示価格が楽天の方が1,000円高くても、クーポンとポイントで1,500円分差がつけば楽天の方が実質的には安くなります。逆に、au PAYマーケット側でランク特典やクーポンが大きければ逆転します。
ポイントの「使いやすさ」も比較したい
楽天ポイント
楽天ポイントは楽天市場だけでなく、楽天ペイや楽天ポイントカード加盟店など、街中でも使いやすいのがメリットです。一方、キャンペーンで付与されるポイントには期間限定ポイントも多いため、有効期限には注意が必要です。
Pontaポイント
PontaポイントはローソンなどのPonta提携店のほか、au PAY残高へチャージして利用する方法もあります。au PAYマーケットでは、通常Pontaをマーケット限定ポイントへ増量交換できる点が大きな特徴です。
楽天市場が向いている人
- 楽天カード・楽天銀行など楽天サービスを複数使っている
- SPUをある程度自然に達成できる
- 5と0のつく日など、購入日を調整できる
- 楽天ポイントを街中でも使いたい
- 商品数やショップ数の多さを重視する
au PAYマーケットが向いている人
- au PAY・Pontaを普段から使っている
- Pontaパスを利用している
- 会員ランクを上げながら利用したい
- ポイント交換所の増量を活用できる
- クーポンや日曜キャンペーンを狙って買い物する
まとめ|価格ではなく「その日の実質負担」で選ぶ
今回GoPro関連商品を実際に比較して感じたのは、「楽天市場だから得」「au PAYマーケットだから得」と固定して考えない方がいいということでした。
高額なGoPro本体は、まず公式ショップから買う安心感を優先して楽天市場を選びました。結果的には購入画面で26,000円引きクーポンが使え、価格面でも最安クラスになりました。一方で、アクセサリーやmicroSDカードのような商品では、au PAYマーケットのクーポン、Pontaポイント1.5倍交換、買い回りや翌月ランクアップまで含めると、au PAYマーケットを選ぶ意味が出るケースもあります。
結局は、商品価格+クーポン+獲得ポイント+ポイントの使いやすさまで含めて比較するのが一番です。
「楽天経済圏とKDDI経済圏、どちらがお得?長年の楽天利用者が乗り換え中に感じた違い」と合わせて読むと、楽天市場・au PAYマーケット単体の比較だけでなく、銀行・カード・ポイントまで含めて、どちらの経済圏が自分に合うかさらに分かりやすくなります。
