第1弾では、自治体公式ホームページから案内されているふるさと納税の申込先と、楽天ふるさと納税を比較しました。
その結果、同じ自治体・同じ返礼品でも、申込先によって寄付額に約15%の差があるケースを確認できました。
では、楽天ふるさと納税、ふるなび、ふるさとチョイスなど、いわゆる「大手ポータル同士」ではどうなのでしょうか。
大手サイトなら、同じ返礼品の寄付額もほぼ同じなのか?
今回は、同じ返礼品10品について、それぞれのポータルの公式商品ページを実際に開いて確認しました。
結論からいうと、
10品中9品は同額。寄付額に差があったのは1品だけでした。
その1品の差額も500円。
第1弾とはかなり違う結果になりました。
調査日時:2026年10月11日 7:00
本記事の寄付額は、第三者の比較サイトではなく、各ふるさと納税ポータルの公式商品ページを直接確認したものです。寄付額・内容量・受付状況などは変更される場合があります。実際に寄付する際は、必ず最新の商品詳細ページをご確認ください。
第2弾は「大手ポータル同士」を比較
第1弾で分かったのは、
自治体公式HPから案内されている申込先と、大手ポータルとで寄付額が異なる場合がある
ということでした。
そこで今回は、
「楽天・ふるなび・ふるさとチョイスなど、大手ポータル同士でも寄付額は違うのか?」
を調べます。
比較するときは、第三者の価格比較サイトの数字を記事の根拠には使わず、各ポータルの公式ページを直接確認しました。
また、「似た商品」を比較するのではなく、できるだけ同じ自治体・同じ返礼品・同じ容量を揃え、商品番号や管理番号が確認できるものは一致も確認しています。
同じ返礼品10品を比較した結果
2026年10月11日 7:00時点の確認結果です。
| 自治体・返礼品 | ポータル① | ポータル② | 差額 |
|---|---|---|---|
| 北海道長万部町 蒸しホタテ1.6kg[OSMM002] | ふるさとチョイス 16,500円 | ふるなび 17,000円 | 500円 |
| 北海道釧路市 明太子切子1kg+鮭明太90g[F4F-0472] | ふるさとチョイス 14,000円 | 楽天 14,000円 | 0円 |
| 高知県いの町 トイレットペーパー96ロール[5701388] | ふるさとチョイス 30,000円 | 楽天 30,000円 | 0円 |
| 千葉県いすみ市 銀鮭カマ約3kg[1389618] | ふるさとチョイス 12,500円 | 楽天 12,500円 | 0円 |
| 滋賀県近江八幡市 クラブハリエ バームクーヘンmini 6個[FC01W] | ふるさとチョイス 10,000円 | ふるなび 10,000円 | 0円 |
| 大阪府泉佐野市 特製こがしバターケーキ12個 | ふるさとチョイス 8,500円 | ふるなび 8,500円 | 0円 |
| 茨城県守谷市 紅はるか 干し芋1kg | ふるさとチョイス 9,000円 | ふるなび 9,000円 | 0円 |
| 茨城県守谷市 R-1ドリンク112g×24本 | ふるさとチョイス 11,000円 | 楽天 11,000円 | 0円 |
| 静岡県湖西市 浜名湖うなぎ蒲焼2尾 約125g×2[1472420] | ふるさとチョイス 18,000円 | 楽天 18,000円 | 0円 |
| 北海道根室市 生ずわいがに1.4~1.6kg[A-48026] | ふるさとチョイス 16,000円 | ふるなび 16,000円 | 0円 |
今回の結果は、
差あり:1品
同額:9品
となりました。
第1弾では約15%もの差が確認できたので、大手ポータル同士でももっと違いが出るのではないかと思っていました。
ところが、実際に公式商品ページで確認してみると、今回の10品ではほとんどが同額でした。
唯一差があったのは長万部町の蒸しホタテ
今回、寄付額に差があったのは、北海道長万部町の
「北海道産 蒸しホタテ1.6kg」[OSMM002]
です。
2026年10月11日7:00時点では、
ふるさとチョイスが16,500円、ふるなびが17,000円。
差額は500円でした。
安い16,500円を基準にすると、約3.0%の差です。
容量も管理番号も同じ「OSMM002」なので、今回の比較対象としては同一の返礼品と判断しました。
500円という差は、第1弾で確認した数千円単位の差ほど大きくありません。
それでも、ふるさと納税には控除上限額があります。
同じ返礼品を受け取るのであれば、500円でも寄付額が低い方を選ぶことで、その分をほかの自治体への寄付に回せます。
残り9品はすべて同額
今回の調査で、むしろ印象的だったのはこちらです。
10品のうち9品が同額でした。
釧路市の明太子、いすみ市の銀鮭カマ、守谷市のR-1、湖西市の浜名湖うなぎ、根室市の生ずわいがになど、今回比較した商品では大手ポータル間の寄付額に差はありませんでした。
30,000円のトイレットペーパーから8,500円のバターケーキまで、価格帯が違う返礼品でも同額です。
少なくとも今回の10品を見る限り、
「大手ポータルによって寄付額が大きく違うケースは、それほど多くない」
という結果になりました。
ただし、これはあくまで今回確認した10品の結果です。
すべての返礼品が同じ傾向とは限りません。
公開直前に再確認したら、数字が違って見えるケースもあった
今回の記事では、公開直前にもすべての数字を再確認しました。
実はこの作業がかなり重要でした。
調査途中では、検索結果や取得した情報の中に、実際の商品詳細ページとは違う金額が表示されているケースがありました。
そこで最終的には、
ブラウザで公式の商品詳細ページを実際に開き、2026年10月11日7:00時点で表示されている金額
を記事の数字として採用しました。
ふるさと納税では、寄付額だけでなく、内容量や発送時期、受付状況なども変更されることがあります。
比較サイトだけでなく、同じポータル内でも情報の反映タイミングに差が出る可能性があります。
そのため、実際に寄付するときも、
最後は必ず商品詳細ページで確認する
のが安全だと思います。
第1弾と第2弾では、かなり違う結果になった
ここが今回のシリーズで面白いところです。
第1弾では、自治体公式HPから案内されている申込先と楽天ふるさと納税を比較したところ、同じ返礼品でも約15%の差が確認できました。
一方、今回の第2弾では、
大手ポータル同士の10品中9品が同額。
唯一違った返礼品でも、差額は500円、約3%でした。
つまり今回の調査だけで考えると、
大手ポータル同士よりも、「自治体が公式に案内している独自の申込先」と大手ポータルとの差の方が大きい場合がある
ということになります。
もちろん、これだけで一般化はできません。
ただ、ふるさと納税をするときに「楽天だけ」「ふるなびだけ」を見るのではなく、まず自治体公式HPを見る価値はありそうです。
私なら今後こう探します
今後ふるさと納税をするときは、欲しい返礼品を決めたあと、まず自治体の公式ホームページを確認します。
そこから自治体が案内している申込先を確認し、そのうえで楽天・ふるなび・ふるさとチョイスなどの大手ポータルでも同じ返礼品を探します。
そして、商品番号、容量、発送条件などを揃えて比較し、最後に商品詳細ページでもう一度寄付額を確認します。
数分余計にかかりますが、第1弾のように数千円単位の差があるケースもあります。
今後はこの方法で確認していくつもりです。
「寄付額の差=ポータル手数料の差」とは限らない
ここは注意が必要です。
今回、長万部町の蒸しホタテでは500円の差がありました。
しかし、この500円がそのまま「ふるなびとふるさとチョイスの手数料差」という意味ではありません。
自治体のふるさと納税には、ポータル利用料だけでなく、決済費用、事務委託費、配送関連費、返礼品管理費、広告費など、さまざまな経費があります。
また、自治体側の寄付額の設定方法も一律とは限りません。
この記事で比較しているのはあくまで、
寄付する側から見た、同じ返礼品の実際の寄付額
です。
価格差の理由そのものについては、今後公開される自治体の募集経費なども確認しながら、別のテーマとして追っていきたいと思います。
まとめ|大手ポータルは今回9割が同額。それでも比較はしておきたい
2026年10月11日7:00に、大手ふるさと納税ポータルの公式商品ページを使って、同じ返礼品10品を比較しました。
結果は、
10品中9品が同額。
寄付額に差があったのは、北海道長万部町の蒸しホタテ1.6kgだけでした。
ふるさとチョイス16,500円に対して、ふるなび17,000円。
差額は500円、約3%です。
第1弾では自治体公式HPから案内される申込先と大手ポータルで約15%の差。
第2弾では大手ポータル同士の9割が同額。
この結果から、今後は、
「まず自治体公式HPを確認して、そのうえで大手ポータルを2つ程度比較する」
という方法が良さそうです。
大きな差がなければ、最後は普段使っているサイトや決済方法、使いやすさで選べばいい。
逆に寄付額に差があれば、同じ返礼品なら低い方を選ぶ。
シンプルですが、これが今のところ一番確実そうです。
今後も公式ページで実際に確認できた数字だけを使って、比較を続けていきます。
