この日は大阪・淀屋橋から京阪電車に乗り、京都へ。
目的は二つ。
ひとつは、以前途中で断念した伏見稲荷大社を今度こそ最後まで歩くこと。
そしてもうひとつが、西国三十三所第15番札所の今熊野観音寺を参拝することでした。
結果から先に言うと、
伏見稲荷は無事にリベンジ成功。
ところが、その後の今熊野観音寺までの移動で、とんでもないルートを歩くことになります(笑)。
淀屋橋から京阪電車で伏見稲荷へ
朝、淀屋橋から京阪電車に乗って京都方面へ。
途中、車窓から京都競馬場の横を通ります。
大阪に住んでいるうちに、
「京都競馬場も一度くらい行ってみたいな」
と思いつつ、この日はそのまま通過。
まずは伏見稲荷を目指します。

駅に着くと、もう伏見稲荷らしい雰囲気。
駅前には狐の像もあり、ここから伏見稲荷大社へ向かいます。
早朝なのに伏見稲荷はすごい人

伏見稲荷に着いて驚いたのが、人の多さ。
まだ朝の時間帯だったにもかかわらず、かなりの人でした。
特に目立ったのが外国人観光客。
欧米系と思われる方も多く、
「朝からこんなに人がいるの?」
という感じでした。
10年ほど前にも伏見稲荷を訪れたことがあります。
そのときは真夏の暑い日。
千本鳥居を進みながら山を登っていったものの、途中で暑さに負けてしまい、最後まで行けませんでした。
それ以来、
「大阪に住んでいるうちに、もう一度伏見稲荷へ行って最後まで歩きたい」
と思っていました。
今回は伏見稲荷を最後まで

今回は前回のリベンジ。
鳥居が連なる道を進んでいきます。

途中からは京都市街を見渡せる場所もあります。
鳥居の中をひたすら歩き、さらに上へ。

今回は無事、一番上まで到達。
そしてぐるっと一周して戻ってくることができました。
約10年前のやり残しを、ようやく回収です(笑)。
次は西国第15番・今熊野観音寺へ
伏見稲荷の次の目的地は、
西国三十三所 第15番札所・今熊野観音寺。
普通なら、いったん駅へ戻って電車などで移動するところです。
ところがGoogle Mapsで調べてみると……

徒歩37分。
「37分なら、電車に戻って乗り換えるより歩いた方が早いんじゃない?」
そう思ってしまいました。
今考えると、ここがこの日の大きな分岐点でした(笑)。
「徒歩37分」を信じて歩き始める
意気揚々と歩き始めます。
ところが、最初からかなりの上り坂。
ひたすら坂を登っていきます。
「まあ、京都は坂もあるし……」
くらいに思っていました。
さらに進むと住宅街へ。
そしてGoogle Mapsを確認すると、ルートは住宅街の奥から……
山の方へ。
このあたりで、
「これ、ちょっとヤバいんじゃない?」
と思い始めます。
ただ、ここまで歩いてきて引き返すのも悔しい。
結局、
前進あるのみ。
となりました。
気付けば京都一周トレイルへ
住宅街の奥へ進むと、道はどんどん細くなっていきます。
地元の方が作ったような階段を登り、
さらに山の中へ。
その先にあったのが、
「京都一周トレイル」
の表示。
「いや、寺まで徒歩37分じゃなかったの?」
という感じです(笑)。
舗装された観光道路ではなく、途中からは完全に山道。
場所によっては獣道のように感じるところもありました。
普段の寺社巡りのつもりで歩いていたので、
「これ、本当に合ってる?」
と何度もGoogle Mapsを確認。
山の中を歩き続け、かなり不安になりました。
そして、山を越えて再び人のいる場所へ降りてきたときは、
「生きてた(笑)」
という気分。
少し大げさですが、そのくらいホッとしました。
※現在のGoogle Mapsの徒歩ルートは変わっている可能性があります。山道を含むルートは、装備や天候によって危険になることもあるため、今熊野観音寺へ向かう際は一般的な交通ルートを利用することをおすすめします。
山を越えて泉涌寺へ
ようやくたどり着いたのが泉涌寺。

本来の目的地ではありませんでしたが、
「せっかくここまで来たんだから」
と立ち寄りました。

立派なお寺で、境内も落ち着いた雰囲気。
ただ、この頃の私は山越えでかなり疲れていたようで……
正直なところ、
細かいことはあまり覚えていません(笑)。
それでも、思いがけず立ち寄った寺院として印象には残っています。
ようやく今熊野観音寺へ
泉涌寺から、いよいよ今回の本来の目的地へ。

西国三十三所第15番札所、
今熊野観音寺。
……なのですが。
ここまでの山越えで相当動揺していたのか、
今熊野観音寺の写真がほとんどありません(笑)。
旅行記としては少し残念ですが、これもその日のリアルな記録です。
今熊野観音寺の由緒、御本尊、見どころ、御朱印などについては、別の記事で詳しくまとめています。
→ 西国三十三所 第15番札所「今熊野観音寺」の記事はこちら
帰りはのんびり京都散歩
今熊野観音寺の参拝を終えたあとは、四条河原町方面へ。
帰りは阪急電車を利用する予定です。
ここからは、もう山道はありません(笑)。
のんびり京都の街を歩きます。
大谷本廟へ立ち寄り
途中で大谷本廟へ。

予定していたわけではありませんが、寺社が多い京都を歩いていると、こうした場所へ自然に立ち寄れるのも面白いところです。
八坂神社へ
さらに歩いて八坂神社へ。

伏見稲荷から始まり、今熊野観音寺を経て、最後は八坂神社。
この日はかなり寺社を巡りました。
ここまで来れば四条河原町もすぐ近く。
阪急電車に乗って大阪へ戻ります。
この日の最後は近所の立ち飲み屋
朝から伏見稲荷を一周。
そこからGoogle Mapsの「徒歩37分」を信じて山越え。
泉涌寺、今熊野観音寺、大谷本廟、八坂神社と歩き続け……
ようやく帰宅。
そして最後に、家の近所の立ち飲み屋へ。
この日のビールは、
本当に美味しかった(笑)。
山を越えたあとの一杯ですから、そりゃ美味しいです。
「徒歩37分」の数字だけを信じてはいけない(笑)
この日のルートを振り返ると、
淀屋橋
↓
伏見稲荷
↓
伏見稲荷山頂
↓
徒歩で今熊野観音寺へ
↓
京都一周トレイル
↓
泉涌寺
↓
第15番 今熊野観音寺
↓
大谷本廟
↓
八坂神社
↓
四条河原町
という、とんでもなく歩いた一日になりました。
そして今回の最大の教訓。
Google Mapsの「徒歩37分」は、時間だけ見て判断してはいけない(笑)。
距離だけなら歩けそうでも、
坂なのか
山道なのか
舗装路なのか
トレイルなのか
で難易度はまったく違います。
今となっては笑い話ですが、当時はかなり焦りました。
それでも、
伏見稲荷を最後まで歩けたこと。
予定外に泉涌寺へ立ち寄れたこと。
そして無事に第15番・今熊野観音寺へ参拝できたこと。
結果としては、かなり思い出に残る一日になりました。
